ぱいぱにっく①~産院の授乳指導で精神を病んだ話

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なんか思ってたのと違う!!!

出産後の入院生活がスタートしたときに真っ先に思ったのがこれでした。

産後の体をゆっくり休めようと考えていたけど、入院中めっちゃ忙しいし、全然休めない。

おまけに助産師さんたちから毎日おっぱいが出ないと言われ続けて母親失格の烙印をおされているようで発狂寸前でした。

そもそも出産に至るまでが、前駆陣痛で5日間徹夜→出産で1リットル近く出血→夜に出産したので興奮して眠れず→怒涛の母子同室スタートというハードモード。

入院中の自分に駆け寄って、「一週間近くまともに眠っていなくて、1リットルも出血しておっぱいなんかでるわけない。退院してゆっくり休んだら徐々にでるようになるから大丈夫よ」って声をかけてあげたい。。。

入院一日目は母子同室がスタートするときに助産師さんが赤ちゃんを連れてきて授乳やおむつの指導と管理票にいつ授乳したか、いつおむつを変えたか毎日記載するように指示がありました。

助「とりあえず一時間に一度左右5分ずつくらいあげてみてね」

き「あの、ミルクは?」

助「うちの病院は積極的にはミルク足しません!」

き「えっ!」

助「えっ?」

き「いや、そうじゃなくて。まだ母乳が出ていないのにミルク足さなくて赤ちゃんは大丈夫なんですか?脱水症状とかになりませんか?」

助「生まれたばかりの赤ちゃんは余力があるので足さなくても大丈夫です」

  →のちに医学的根拠がないとわかる。

き「わかりました」

そうして指示通りに頑張って授乳するも母乳は一滴もでませんでした。

入院していた産院では日勤と夜勤の助産師さんがそれぞれ必ず一度は授乳指導をすることになっており、担当の方は入れ替えのタイミングで挨拶にきてくれます。

夜勤の担当の方が管理票見た瞬間に、「全然おしっこがでていない。おっぱいも出てないし、ミルクを足さないと赤ちゃんが危ない!!」と騒ぎだし、半日足らずでミルクが足せることになりました。

でも、基本やおっぱいスパルタの産院。

ミルクを足すと母乳がでなくなると指導の端々で感じました。

もらえるミルクは最低限で、安易に足せないようにコントロールされ、消化に負担がかかるから必ず三時間あけるように言われました。

ミルクって一回量が一日目は10cc、二日目は20ccと言われていますが、3,500gで生まれた息子には足りなかったようで、お腹が空いたと泣く。

でもミルクはもらえないし、三時間開けないといけないし、しょうがないから出ないおっぱいを咥えさせる毎日でした。

辛いときは預けていいよって言ってくれる助産師さんもいればあからさまに嫌な顔をする人もいて、授乳指導も人によって言うことが違うからだんだんと産院不信に。

一時間に一度の頻回授乳を続けても出るようにならず、夜はミルク足しても赤ちゃんは足りなくて泣くし、やっと寝たと思っても、授乳は4時間あけないように言われていたので起こして飲ませたらまた泣き止まないしで発狂しそうでした。

そして入院三日目になっても一回に6gくらいしか母乳を飲めておらず、助産師さんたちからおっぱいが出ないと言われ続けていました。

そもそも完母にするつもりなんてないのにスパルタ指導。

完母推奨の病院だと赤ちゃんの体重が減ってもなかなかミルクを足してくれない病院もあるらしいので、まだましな病院だったと思いますが、退院後の疲れ果てる私にとってはさながらおっぱいブートキャンプ!

睡眠不足で食欲もなくなっていき、いっそ完ミにしてしまおうかと毎日スマホで「完ミ」「切り替え」「方法」で検索して調べるなどどんどん追い詰められていきました。

母乳外来がある病院だけど、退院後に乳腺炎になっても熱があるとコロナの関係で病院に来院できないから見られないと言われたのも精神をさらに追い詰められた一因でした。

助産師さんたちの授乳指導と退院後に乳腺炎になっても見てくれる病院がないなら母乳をあげることはコロナ禍ではハイリスクじゃないのか?完ミにしたほうがいい?入院中は追い詰められて本当に辛かったです。

見かねた旦那さんが“産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳BOOK”を取り寄せてくれて、ミルク足しても大丈夫なんだとやっと安心できました。

そうこうしていたら退院前日にやっといい助産師さんが担当についてくれて、本当に親身に相談にのってくれました。

睡眠不足が限界で辛いことを訴えて、やっと規定のミルクをもらうことにも成功!!

初日にあの方に当たっていたら、もっと違う入院生活だったのになー。

退院の日はこれでもうごちゃごちゃ言われずゆっくり眠れる!と嬉しすぎて、

「あのお母さん全然おっぱい出てないから退院後の作戦を一緒に立ててあげて!」

とベテラン助産師さんが若手の人に指示出しているのが聞こえても快く聞き流せたくらい。

でも、聞こえないようにやってよ。

意気揚々と退院していきましたが、ぱいぱにっくはまだまだ続くのでした。

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